新温泉風力発電反対の署名「4069名分」を新温泉町に提出

 2021年10月21日、新温泉町役場町長室におきまして、新温泉町長と副町長に多くの皆様から託された新温泉風力発電の反対署名を受け取っていただく機会を作っていただきました。 

  

 いのちをつむぐ会が皆様の協力を得て集めた「通常の署名3,225名分」、「電子署名844名分」の「合計4069名分」の反対の意志表示です。  


 これを町長に直接受け取っていただき、今後も町には反対の立場を保っていただきたいことと、県知事の代わった兵庫県への協力を改めて要請してほしい旨などを綴った要望もお伝えしました。  


 本当は共に代表として頑張ってきた2人が横にいてくれるはずでしたが、身体を壊されてしまったり、コロナ影響でこの町から去って行かざるをえなかったりで、なんと1人きりで来ることになってしまいました。

  それでも2人の心はそばにいてくれることを思いながら、精一杯の気持ちをお伝えしてきました。

https://sinonsen-huuryokuhatuden.amebaownd.com/posts/9943121

  

 そしてその2人だけではなく、他のいのちをつむぐ会メンバーたち、署名のお世話人の皆様、協力団体の皆様、協力議員の皆様、そして署名をしてくださった皆様、その全ての思いを背負いながら、この場に立たせていただきました。 


 本当は7月頃に提出予定でしたが、この時期までずれ込んでしまい、これなら間際に迫った町長選が終わってからの方がよかったのではという思いもよぎりましたが、それでも今が最善のタイミングだったのだなと思い、やり切りました。  



 よく他の住民の方からは、「町も県も反対だし、もう終わったことでしょ」と言われます。 

 しかし簡単には終わるものではなく、水面下では余談を許さない動きが続いています。


  要望書の中にも書きましたが、長崎県の宇久島では2013年の計画が頓挫したように見せて、地権者との契約を水面下に進めながら7年後の2020年に計画が再浮上したと聞きました。

  計画中止を正式に聞くまでは、決して気を緩めてはならないのです。 



  前回の町長との対面時には健康被害と自然破壊、災害リスクなどを語りましたが、今回は土地の地上権契約のリスクやエンバイロメンタルジャスティスという環境公正の理念があり、それに反する事業であることなどを重点的に語らせていただきました。

  新聞社も4社が来てくださり、たくさん質問してくださいました。

  誰もがこの事業への問題意識を持って聞いてくださったので、とても助かりました。

  しっかりと記事にしていただけると思いますので、これでまた他の住民への発信になればいいなと思います。 


  町長と副町長、本日は、貴重な時間を割いていただき、しかも長い時間、本当にありがとうございました。  

 各新聞社の記者さんもありがとうございました。 

  そしてこの場を作ってくださった町会議員の浜田直子さん、ありがとうございました。


 ※ちなみに今月末に新温泉町長選挙もありますが、再選を狙う現町長の西村銀三氏は引き続き反対の立場を明確にして活動していく約束をしてくださいましたし、新たに町長へ立候補される平澤剛太氏も「頑張って活動されていることは知っているし、私も反対です」と力強く協力を表明してくださいました。 



  天気雨の下に新温泉町庁舎に辿り着きましたが、 

帰りには雨がすっかり上がっていました。 


  空がまるで僕の心を表しているかのよう。


ふーっ。大きな重荷を一つ下ろしました。   




【新聞記事】

10月22日 神戸新聞


12月9日 日本海新聞



12月15日 産経新聞

「風力発電問題」~真実はどこにある?

風力発電への期待は大きく、希望に溢れて見えます。 脱原発、さらには地球温暖化防止への脱炭素(脱火発)を正当理由に掲げ、その動きは加速しています。 地球に優しいクリーンなイメージも固定化しています。 しかし、風力発電の現実は、そうとも言い切れない部分があります。 なぜこれほど多くの反対が起きているのでしょう。 風力発電を悪にはしたくないですが、問題から目をそむけていてはならないはずです。

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