経産大臣「地域の人が何を言ってもやるんだというのはコミュニケーションしていないということ」と答弁

先日参議院議員の岩渕友議員が新温泉町の風力発電勉強会にお越しになったので、我々「いのちをつむぐ会」の思いも聞いていただきました。

そして国という大きな場で、経産大臣に新温泉町の事業の実情を話し、事業中止を迫っていただけたことは本当にありがたいことだと思いました。


我々「いのちをつむぐ会」は、町内共産党の風発反対グループとの合流のお話があった時、お断りして別々の道でやっていくことに決めました。

政治が介入しない、純粋な住民活動にしたいと思ったからです。

それでもやはり、このような国へ働きかける力というのは、大きな伝手が必要ですね。

ここまで具体的なお話をしていただけるとは思いもしませんでした。


事業内容と、環境大臣や知事意見を紹介しつつ、そのリスクの大きさと住民合意のなさを述べられました。

経産大臣からは同じような答弁の繰り返しでした。

それでも、強い推進姿勢の中に、地域住民とのコミュニケーションだけは最後の砦として残されているのかなと思いました。


「地域の人が何を言ってもやるんだというのはコミュニケーションしていないということであろう」という発言を引き出してくれたことは、とてもありがたいですね


国という舞台で新温泉風力発電の存在を刻んでくださった岩渕議員に、深く感謝致します。

「住民合意のない巨大風力発電集中立地事業は中止を」

2019年3月20日(水) 参議院経済産業委員会 予算委嘱審査


参議院議員・岩渕友議員は2019年3月20日の参議院経済産業委員会で、兵庫県新温泉町に計画されている大規模な風力発電施設の集中立地が地域と共生できないとただし、事業の中止を迫りました。

 同事業は、低い山と狭い谷間の地域に、一基あたり出力が4,500㌔㍗、高さ150㍍の風力発電設備を21基建設する計画です。環境アセス手続での環境大臣意見では、従業員がいない会社が全国で同規模の風力発電事業を同時に9件進めていると指摘しており、「求められる環境配慮等が適切に実施されない」懸念を示しています。

岩渕氏は、説明会で事業者が但馬牛への影響を心配する声などに真摯(しんし)に対応していない実態や、町議会が全会一致で採択した「現状では反対せざるを得ない状況」との意見書を示し、FIT(再エネ固定価格買取制度)事業の認定取り消しを求めました。

 世耕弘成経産相は「認定取消は法令違反が確認された場合」と繰り返す一方で、「地域無視の事業推進は地元理解が得られているとは言えない」と認めました。

岩渕氏は、福島県いわき市遠野町に計画中の巨大風力発電施設集中立地計画では、遠野地区全域で8割を超える反対署名が集まっていることを示し、地元合意がない事業は中止して、地域主体の再エネ事業こそ推進すべきと主張しました。

「風力発電問題」~真実はどこにある?

風力発電への期待は大きく、希望に溢れて見えます。 脱原発、さらには地球温暖化防止への脱炭素(脱火発)を正当理由に掲げ、その動きは加速しています。 地球に優しいクリーンなイメージも固定化しています。 しかし、風力発電の現実は、そうとも言い切れない部分があります。 なぜこれほど多くの反対が起きているのでしょう。 風力発電を悪にはしたくないですが、問題から目をそむけていてはならないはずです。

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